マレーシアでもキャッシュレスが進展しています。旅行者にはGRABでタクシーが呼べるのが本当にありがたいです。クアラルンプールでは、無料の市内循環バスのGOKLや電車で結構移動できるので便利ですが、やはりタクシー移動したい時もあります。そんな時にはGRABが大活躍です。
GRABのアプリ自体は数年前にインストールしていたのですが、支払いにクレジットカードを登録してみると小銭のやりとりも不要で、目的地に到着すれば「Thank you.」の一言で下車できます。また、目的地までの地図がリアルタイムで表示されるので、どこをどう走っているのか確認できるので安心。また、経路をはずれていくとGRABからワーニングがきます。使ったことはありませんが、非常事態の報告が何通りかできる機能もあります。
気をつける点は、運転手が見つけやすい場所で待つ必要があることでしょうか。2023年6月のマレーシア旅行でクアラトレンガヌからマラッカにバスで移動した際には、到着したバスターミナルが広大で、タクシーと落ち合えず2回予約をキャンセルしたあげく、3回目のタクシーは近くにいたマレー人に運転手と電話で話してもらって場所を説明してもらってようやく落ち合えました(注)。その間約1時間、ターミナルの周辺をぐるぐる回って、草むらに足を踏み込んで動物の糞を踏みつけたり散々な目にあいました(ホテルについてズボンの裾と靴を洗うのが大変でした)。ただ、ターミナルにいたタクシーが、ホテルまでRM25といっていたのに対し、GRABではRM13ですんだので、約半額でした。
(注)現地の人と電話で話す時に、通じない場合は周囲にいる現地人に電話を代わってもらうというのは、最後の手段として有効ですね(汗)。
キャッシュレスという点では、現地の銀行のデビットカードがあるとこれも便利です。ただ屋台の食べ物屋などではまだ現金払いしかできないところもあるので、いくばくかの現金は持っておく必要があります。トイレもRM0.3とか0.5必要な場所もあるので、小銭やRM1紙幣も多少持っていた方がいいですね。
今のGRABのアプリを見るといろいろなサービスメニューが追加されているので驚きますが、今のところGRABのそもそもの正面機能である「Car」だけを使っています。ちなみにニュージーランドでも使いたいと思ったのですが、これはイマイチ使いきれませんでした。
GRABに加え交通系カードもありますので、移動は随分楽になったものです。これは旅行者にとっては大変ありがたい状況です。
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(2023.6.8)
マレーシアの「DuitNow」というサービスを使ってみました。これは日本のPaypayと同様、QRコードで決済するもので、銀行のインターネットバンキングのメニューにあったので試しにトライしてみました。街の小売店で店頭にあるQRコードをスマホのアプリで読み取って決済。なんなく支払いが終わってしまいました。小さい店ではクレジットカードが使えないところも結構あるのですが、そんな店でもDuitNowならOKという場面が結構あったので、これは今後うまく使えそうです。
(CIMBスマートフォンアプリのメニュー)